5号機事故2 図は中部電力提供 |
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2011年5月20日 |
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(1) 上図「水室」よりコバルト60を検出。 海への放出は無い。 (2) 一番上の図、原子炉から来る高圧の蒸気は赤い色の配管を流れて 発電タービンを回す。 タービンの下にあるABC3機が、この蒸気を水に戻す装置で復水器である。 復水器では海水(青い色)を取り込み。その温度差で蒸気を水にしているが、海水はまた海に戻される。 (3) 蒸気は水となり再度原子炉に戻される(水色配管)が、その一部は再循環配管より復水器に戻される。 その細管部分で破損が起こったようだ。この経路は原子炉の起動や停止時にのみ使われる。 (4)一番下の説明図で、電動駆動給水ポンプより復水器に戻る配管のエンドキャップが外れた。(右の写真) 直径20cmとあるからかなり太い配管だ。 (5)このふた(3.5Kg)が複水内の直径3cmの海水が通る細管に当たり、細管が20本ほど破損したようだ。(写真) (6) 復水器内では海水はこの細管内を循環しており、機内にはもれないのであるが、細管破損によって、400tの海水が 機内に流入したようだ。 (7) さらにの海水の5トンが原子炉内に入り込み炉内を腐食させる原因となるため復旧を急いでいる。 5号炉は最新の改良型原子炉であるが、運転開始から事故続きで実に稼働率の悪いものである。 津波対策を取るといわれているが、津波によって海水が猛烈な圧力で復水内に入り込む恐れがある。 あるいは海水の採取が出来ず蒸気の冷却が出来ない可能性もある。 現在は別系統で原子炉を冷やしているが、それも停止した場合がメルトダウンだ! 細管破損によって原子炉内の放射性物質が漏れた事実も重要視しなくてはならない。 |
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〇年〇月〇日 |
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