浜岡原発を考える静岡ネットワーク(浜ネット)

浜岡原発を止めても電気は大丈夫


 浜岡原発が無くても電力不足は起こりえない。

       中電データーより(核のゴミキャンペーンHPより提供)

浜岡原発止めたら、電気は足りなくなるの?


(^_^)
心配ご無用!電気は余る程あります


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電気の消費量がもっとも多いのは、真夏のウィークデイの昼間、ほんの数時間。


その時間帯でさえ、浜岡原発が無くても十分電気はまかなえます。


中部電力自身がそれを公表しています。


真夏や昼間の時間帯でなければ、なおさらもっとたくさん余っているのです。


<データの出典>
今年3月23日に中部電力が発表した「『平成23年度電力供給計画』の策定について」
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3152622_6926.html
の「添付資料1:平成23年度「電力供給計画」概要の[表3]最大電力需給計画(送電端)」
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/032303.pdf
                                            
中部電力の真夏の電力供給力







(注:浜岡原発の設備容量は発電端で計算(3,4,5号機合計361.7万kW)
ほらね添付資料1:平成23年度「電力供給計画」概要の[表3]最大電力需給計画(送電端)」より


22年度(実 績)
23年度
最大電力(A)
2,621
2,560
供 給 力(B)
2,916*
2,999
供給予備力(B-A)
  295**
  439***
同上率(B−A)/A
11.2%
17.1%

(単位:万kW)



*猛暑だった去年の真夏に稼働していたのは浜岡3号機と4号機だけ。その供給力は223.7万kW(発電端)。


**浜岡3・4号機がもし止まっていても供給予備力は295万kW−223.7万kW=71.3万kW余っていました。
(浜岡原発の送電端での発電量は5%程度減るので、実際は82万kW以上余っていたことになります。)


***今年の供給予備力は439万kW。浜岡原発を全部止めて361.7万kW分減らしても、77.3万kW以上余ると中部電
力自身が予想しています。

★ちなみに、中部電力が自分の会社で保有する発電設備の容量は、
  原子力発電を除いても2,900万kW(発電端)以上あります。

  うちわけ●一般水力発電所:185.89万kW 
      ●揚水発電所(純揚水・混合揚水):336.00万kW
      ●石炭火力発電所:410.00万kW
      ●LNG火力発電所:1,471.34万kW
      ●石油火力発電所:509.04万kW
      ●御前崎風力発電:2.20万kW
      ●メガソーラーいいだ:0.10万kW

   実際は、他社(Jパワーなど)からの受電契約があるため、日本原電の敦賀原発1・2号機分の
   約53万kW分を除いても、原子力発電以外の設備容量が3,100万kW(発電端)以上もあるのです。

★東京電力・東北電力への余剰電力の融通は、周波数を変換するための施設の能力が
100万kW分しかないため、これを超えて両会社を助けることはできません。
 また、この100万kWは、関西電力や北陸電力など西日本の電力会社で分担します。

 だから、世界一危険な浜岡原発を今すぐ止めても、電気の心配はまったくいら
ないのね。

  では、他の全国の原子力発電所はすぐ止められるでしょうか。
  じつは、原発以外の発電所が現在発電している電力量は、1990年頃(バブル
  景気の真っ最中)に原発も含めて発電していた総電力量とだいたい同じです。
  つまり、90年頃からたった二十年で、今の原発の発電量の分だけ、
  私たちは電力の消費量を増やしてしまったのです。
  だから、90年頃の生活水準にすれば、今すぐ原発を止めることができます。
  「原発が無ければ、江戸時代の生活に戻るしかない」とか「原始時代と同じ」
  なんて言っていたら、ちょっと恥ずかしいかもしれませんよ。

   なにより節電はとてもたいせつです。
   今まで私たちは、危険を遠くの人に押しつけて
   電気を使いすぎてきたのですから。

●発行●2011.4.12 核のごみキャンペーン・中部


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