6月17日 中電の発表により5号機事故の詳細が中電より発表された。(図は中電HPより転載) 細管の損傷は 幅約14cm、奥行き70cmの範囲で43本の細管が損傷、2本が変形とあります。 原因はミニマムフロー配管のエンドキャップが水圧で飛び出し約90cmの位置にある細管に激突したためとされている。 理由として エンドキャップの初期溶接ミスが考えられるとしている。 問題は溶接ミスが原因だとすると、溶接という作業のチェックが出来ていない点であろう。 原子炉およびタービン部において無数の配管が張り巡らされているが、この溶接が不十分であれば、事故は 再度発生することになる。溶接部のチェックなど出来るはずがないとすると、配管はどこかで破れる可能性を秘めて いることになる。実に恐ろしい機械である。(勇) |
配管破断により、上図(中電HPより転載)の緑色部分に海水が流入した。 原子炉圧力容器のみならず、圧力抑制室にまで海水が入り込んだのである。 この塩分は当初の1/100まで減少したそうである。 気になることは直径約20cmのミニマムフロー配管が破損し、さらに約40本ほどの細管が破損したとして、原子炉内にこれほどの 海水が流入するのかである。配管流量と時間を計算してみないとわからないが、気がつくまでの時間がかかりすぎではないか。 塩分で汚染された原子炉および配管、ポンプ類が正常に作動するか、損傷が後ほど発生する可能性もかなりあると考えられる。(勇) |