新たな活断層
5月23日 中日新聞より 図転載
産業技術研究所などの調査によって浜岡原発より東方2Km(白羽地区)に活断層が発見された。
場所は上図筬川(おさがわ)の東側で2005〜2008年にかけて9カ所、5〜13のボーリング調査を行った。
表層は砂であるが、その下に海岸生息の貝の化石が見つかった。(過去に海岸線であった証拠)
上図(下)にあるように、5000〜4800年前に2.2〜2.7m隆起
2400年前には1.6〜2.8mの隆起
1000年前には0.4〜1.6m
の隆起が確認された。
同研究所の藤原 治主任研究員は「国の中央防災会議が想定するタイプの東海地震とは別の活断層があり、1000年周期で局地的に大きくずれている。」と述べた。
国の見解:
東海地震では均一に約1m隆起する。
その後、何数mm程度沈み込み元の位置に戻るとされている。
その後中電も調査をしたようであるが、この断層の姿は確認出来ていない。
東海地震など地震によって地盤がどう動くか、などは想定出来るものではない。
浜岡原発の地盤が均等に隆起するなどとは都合の良い仮定にすぎない。
敷地の上下動は水平動は半分以下と想定されているが、これもまやかしである。
想定外の地震と想定外の機器破断は確実に起こると考えなくてはならない。(勇)